Open Movement Of Regional Opportunities and Innovations

「地方からイノベーションを起こす起死回生のボトムアップ文化形成」

背景と目的

GDP_japan

もっと毎日を面白くしたい! のですが、なんか将来が不安で時間もお金も無駄なことせずに貯めたい・・・。 なんでこんなオモンナイ感じなんでしょうか?

なんと、どうやらこの30年で、世界における 日本の仕事は4分の1以下に減少 したようです。驚愕です・・・。 まさに今も、新しい仕事が外国で生まれて、日本の仕事が置き換えられていってるとか。 これ家計で考えたら全然アカンと思います・・・。

そりゃ日本がアカンかったら自分もオモンナイわ、と思っちゃいます。 とはいえ、日本にカネがないんやったら、国もどうこうできるわけじゃないし。

ということで私たちは、 日々の小さなオモロイ活動を通して、今の日本の流れをボトムアップで変え、日本での仕事を増やすという大きな目標に貢献していきます(Mission)。 うむ、自分が面白がってるだけなのに、まるで立派で尊いことしてるみたいでイイです!

真面目に考えると、日本も、既存の仕事を守るだけではなく、他国や昔の日本がそうであったように、 新たな仕事を創り出し、成長していくためのイノベーション活動が不可欠 なのだと思われます。 日本も20年ほど前からイノベーション政策を数多く実施してきましたが、それでも仕事は減り続けてます。 いつからか、保守的な考え方や、お金に対して否定的な印象を持つ文化が強くなり、これがイノベーションを阻む重要要因の一つらしいです。

そこで私たちは、 「粋」で「わびさび」の心も大切にしつつ、活気ある文化 、すなわち 心震わすような「オモロイ文化」 を創り出す一助となりたいです (Vision)。

ここで良いニュースがあります。 今や東京は世界でもトップクラスのイノベーション都市です。 それでも日本全体の仕事が増加しないのは、東京の成果が全国に十分に波及していないためだと言われています。 東京は「日本一」の都市として全国から人材とお金を集めています。 オールジャパンの成果として東京が復活したと考えれば素晴らしい成果です。 次はいよいよ、 東京復活で培った人材・お金・知識を日本全体で活かす時が来た と考えています。

私たちは関西に焦点を当てます。 東京や他の地方の力も借りながら、世界から関西にお金が入るようなオモロイ文化を目指します。 例えば現状、大阪は東京と比較して人口もGDPもおよそ半分くらいですが、起業関連の指標は数十分の一程度です。 そんな関西が成功すれば、それは「日本一だからできた」という理由ではなくなるため、 他の地域でも成功できる道が拓けるはずです。 なお、既存の素晴らしい取り組みと同じことはしません。 それらがさらに活性化するように、縁の下の力持ちとしての役割を果たしたいと考えています。

アプローチ

WeDoIt

【私たちはボトムアップのアプローチをとります】 トップダウン、つまりプロが「誰が何をするか」を決めて全員で実施するアプローチは効率的であり、主戦略としてふさわしいものです。 しかし、それだけでは解決が難しい課題もあるため、私たちはこのボトムアップ型で取り組んでいます。

【ボトムアップの具体的な進め方】 私たちのアプローチは、仮に「We do it」とするなら、We(私たち)もit(何をするか)も、あらかじめ決めず、固定もしません。 走りながら考え、メンバー(We)が楽しみながら「何をすべきか(it)」を模索していきます。 そして、そのitを実行するための労力やサポートは有志の事務局が提供します。 つまり、 メンバー(事務局も含む)はブレインであり、事務局は手足 として機能するのです。

【トップダウンアプローチの課題とボトムアップの役割】 私たちは、トップダウンでは取り組まれていない、特に既存のトップダウン戦略を補うような面白い活動を考え、実行しています。 トップダウンは効率的な一方で、 「成果(KPI)の優先による協力の困難」、 「上からの指示による創造性・柔軟性・動機の制約」、 「固い戦略のため不確定な問題に挑戦しにくい」、 などの課題もあります。 私たちは、これらの課題をボトムアップのアプローチで補完することで、より良い流れを生み出していきます。

【多様なメンバーによる「楽しさ」と「成長」】 私たちのメンバーは産学官民から集まっており、議論が楽しく、学びの多い場となっています。 各々の立場や気持ちを理解し合うことで、人脈が広がり、メンバー同士での相談や協力もしやすくなります。 また、議論で得た知見やアイデアは各自が持ち帰り、それぞれの活動にも活かせるものです。

トップダウンではないため直接的な評価にはつながらないかもしれませんが、 メンバー一人ひとりが利益を感じられることが理想です。 このような活動は、いわゆるパーソナルマネジメント時間管理の第二領域(重要だが緊急でない活動)に該当し、 各自の成長や自己改善に寄与することを目指しています。

※ 現在、事務局は国立の脳情報通信融合研究センター(CiNet)と大阪大学 社会技術共創研究センター(ELSI)の有志が担当しています。

  • CiNet(シーネット)は脳情報科学により知的機能をもつ先端技術を開発する我が国の代表的研究センターです。 脳やAIの研究は、人間とは何か、幸せとは何か、価値とは何か、という私達人間の本質に直接的に迫るものであり、 文理や産学官民を問わず、学術的にも経済的にもホットな分野でもあります。 (→ リンク
  • 大阪大学 社会技術共創研究センター、通称ELSI(エルシー)センターは、 新規科学技術の倫理的・法的・社会的課題(ELSI: Ethical, Legal and Social Issues)に関する 総合的かつ学際的な研究・実践組織として、大阪大学に設置された研究センターです。 ELSIはイノベーションに必須な概念です。 (→ リンク

活動内容

メンバーはコミュニケーションツールであるSlackで常に繋がっており、 Slackに参加することがメンバーになる条件でもあります。 基本的には緩く繋がりながらも、時には密な議論が行われています。

現在、以下の活動を実施していますが、内容は柔軟に変わることもあり、 新しい取り組みが加わったり減ったりすることもあります。 これらの活動は、具体的で小さなアクションに分けて実行しています。

  • 学校:人生やキャリアの一つとして「新しい仕事を創る」という選択肢を紹介し、興味を持った際の第一歩をサポートします。
  • 学生の課外活動:インターンシップやギャップイヤーなどの経験が推奨され、またその価値が高く評価されるような社会にしていきます。
  • 研究者や起業家のマッチング:既存の紹介ツールやアプリを活用し、研究者と起業家の出会いが広がるようサポートします。
  • 起業やDeepTechをPOPに:関西ならではの文化や機会を活かし、敷居を下げてDeepTechや起業の魅力を伝えます。
  • より一般社会へ:研究やビジネスの分野の外に向けて、実際の体験を通して興味を広げてもらえるようにします。
  • 若者とシニアの交流:それぞれにとって利益とやりがい、楽しさを感じられる形でのマッチングを目指します。
  • 学会との協力:学会は例えば大学間など横のつながりで成功しており、この力を借りて活動の幅を広げます。

沿革

  • 2024年11月、名前とロゴを決め、活動を開始しました。
  • 2024年9月、実施前のプレ会議に、最初のWeとして70名程度のメンバーが集まりました。

拠点・連絡先

  • 活動拠点

    グラングリーン大阪JAMBASEなどの大阪駅周辺


    連絡先

    omoroi 事務局 窓口担当
    細田 一史
    CiNet 主任研究員
    (兼:神戸大学 教授)
    (兼:大阪大学 招へい教授)
    (副:あんさんが研究舎 代表)
    hosodak at nict.go.jp

  • omoroi_jambase